小児歯科
当院では、生涯健康的なお口を保つために、乳歯列期からのケアや予防、歯並びの管理などが大切だと考えます。
予防歯科
現代歯科治療では、治療前の予防を重視します。特に乳歯、生えたての永久歯の歯質は弱く、虫歯になりやすいために、この時期の予防処置が重要です。
フッ素塗布
年に3～4回、定期的にフッ素を塗付することにより、歯質を強化します。
シーラント
お子様が1番虫歯になりやすい奥歯の溝などに、あらかじめお薬を流し込む事によって、プラークコントロールが容易になります。
MIペースト
MIペーストは、豊富なミネラル(カルシウムやリンなど)や口腔内中和・緩衝作用をもつCPP-ACP(リカルデント)を含んだ口腔ケア製品です。 お口の中の酸を作り出す細菌により、歯に含まれるミネラルは少しずつ歯から溶けだしていってしまいます。その状態が進行し、穴が出来てしまった状態が虫歯です。MIペーストの成分により、酸性になった環境を中性に戻します。
虫歯になりやすい方、初期永久歯のお子さん、知覚過敏の方、歯を白くしたい方、白濁のある方、妊娠中の方、矯正中の方、ホワイトニングをした方、口の中がネバネバする方には効果的です。
使い方は、ブラッシング後、MIペーストを直接歯に塗って（歯ブラシ、綿棒、指などで）、3分間パックするだけです。3分たったら軽く吐き出しておしまいです。出来ればパック後30分ほどは、うがいや飲食はしないほうが効果的です。
ケア
お子様の年齢、歯並びにあったブラッシング指導、お母様による仕上げ磨きの方法や、シュガーコントロールなどの生活習慣の改善。
キシリトールってなに?
虫歯とは食べ物の種類、食生活（粘着性のある食べ物を多く摂る）、生活習慣（食後の口腔内清掃の習慣、夜食をしない習慣）や歯の生え方などが複雑に絡まって起きる病気です。
歯みがきとフッ素の使用、食事・オヤツ・飲み物の種類に注意し、専門家（歯科医師や歯科衛生士）によるプラークの除去に補足してキシリトールを用いた予防法も効果があります。
キシリトールは天然素材の甘味料で、白樺や樫など広葉樹、トウモロコシの穂軸、イチゴなどの果物やホーレン草などの野菜に含まれています。樹木からとれる成分を原料として生産されカロリーは砂糖の75％であり、虫歯予防の効果も認められています。ガムタイプでは噛むことにより、さらに多くの唾液が分泌して再石灰化を助けます。
